高専→大学の単位認定について

大学編入し、最初の課題となるのは単位認定です。
GW前に作業が終わったので簡単な流れを書きます。
単位認定の詳しい流れについては、3年次編入の先輩や教職員の方が優しく教えてくれると思います。

注意
本稿は筑波大学 情報メディア創成学類の単位認定について書かれており、他大学もしくは他学類の単位認定とは異なる部分があります。 また、年度によって変更されることがあるので詳しいことは担当の方に聞いてください。

単位認定とは?

編入生は、本来大学1,2年時に取得しなければならない単位を取得していないため、3,4年の授業に加え1,2年の授業を受けなければ卒業することができません。 そこで、高専で取得した単位を大学の単位として認めてもらおう!というのが単位認定です。

必要なもの

お約束

原則として、大学に相当する学年(高専は4,5年次)で取得した単位を申請する必要があります。
ただし例外として、内容が一致していると判断された場合には認められます。
その場合は、筑波大学での単位数 < 高専での単位数のように高専での単位数を多く申請する必要があります。
認定される単位数の上限は80単位です。 尚、認定される単位数が45単位未満の場合、2年間で卒業することができません。*2

単位認定の流れ

単位認定では、単位認定資料と言うものを作成し提出しなければいけません。
高専での科目のシラバスと大学の科目のシラバスを見比べながら単位変換できそうな科目を単位認定資料に書いていきます。

以下に流れ図を示します。 f:id:notfounds8080:20180510163701p:plain
図にあるように、必修科目を埋めることが最優先です。*3
高専の4,5年で体育の授業を取っていれば幸せになれます。
専門科目は基本的に大学1,2年次のものしか認められませんが、内容が殆ど一致していると3,4年次の科目でも認めてもらえることがあります。
自由単位は一般科目や余った専門科目を他学類の授業と照らし合わせて申請しましょう。

卒業研究の単位は非常にパワフル💪なので大切に使いましょう。

私のケース

鹿児島工業高等専門学校 情報工学科では、何故か電気系(電子回路や電磁気)の科目が多く、情報メディア創成学類の単位として認められることはほぼ無いです。
また、数学や専門の授業が低学年(1,2,3年)に集中しているため認定に苦労しましたが、工学実験や卒業研究の単位が多く助けられました。
3,4年次の単位の認定にも一部成功したので、早めの段階で申請チャレンジしてみても良いと思います。 1,2年次の必修の授業に関して、取りたい授業があれば積極的に受けてみるのもアリです。
授業によっては編入生の席が確保されていることがあります。
結果的に私は、3,4回ほど修正し、76.5単位で申請が認められました。

まとめ

高専からの編入生を見てみても、大体70~80単位認定されています。また、大学からの編入でも80単位認められていたりするので、単位認定に関して良心的だなと思います。
単位認定を通して、4,5年次にもう少し授業をとっていたほうが良かったなぁと反省しました😇
特に、編入を考えていて受講する授業選択の余地がある場合は、編入したい学部・学類に関係する授業を取っていたほうがいいと思います。*4

*1:シラバスはweb上に過去n年分しかない場合があるので早めに確認/保存していたほうが良い

*2:4年次の卒業研究着手条件と言うものがあり、100単位を習得していることが条件に含まれているが、3年次編入生は1年間に最大55単位までしか履修できないため

*3:1,2年次の必修と3,4年次の科目が開設される時間が同じ場合があるため

*4:自明(自明は不謹慎)