大学編入記 筑波大学 情報学群 情報科学類/情報メディア創成学類 併願

筑波大学 情報学群 情報科学類/情報メディア創成学類 併願の編入試験について書いていきます。

大学編入記目次はこちら。編入試験の勉強や参考書についても書いてあります。 notfounds.hatenablog.com

はじめに

編入試験の第一志望です。茨城県つくば市にあります。ここは研究学園都市と呼ばれていて、JAXAや産技研などの研究機関が集まっています。 名前だけ聞くと某アニメの都市を連想する方も多いかと思います。

筑波大学は、他大学のように工学部の情報学科ではなく、情報学が学部(学類)として存在しています。 その中で、情報科学類と情報メディア創成学類があり、併願可能なので第一志望は情報科学類として併願しました。

試験科目は、専門(数学2題・情報2題・物理2題、内4題選択)とTOEIC(IPは不可)もしくはTOEFLのスコア提出となっています。 ちなみに、受験票は忘れても受験できるみたいですが、スコア表を忘れたら受験できないみたいなので気をつけましょう。

アクセス

羽田空港から京急、JR、つくばエクスプレスを乗り継いでつくばまで行きました。
受験会場が筑波大学 春日キャンパスというつくば駅から徒歩7分位の場所だったので、当日は駅に荷物を預けて、歩いていきました。 つくば駅からバスも出ているので、雨天時等は利用するといいと思います。

試験内容

専門 (120分)

試験は、数学・情報・物理(各2題)から4題選択ですが、情報メディアの採点には物理の点数が反映されません。僕は情報メディアを併願したので数学と情報を受けました。それぞれの問題について以下に述べます。

数学

大問1は、極座標を使って体積を求める問題と偏微分の証明の問題でした。例年、積分の問題は極座標を用いる問題が多いので確認しておくと良いです。大問2は、固有値を使って、行列のn乗を求める問題でした。過去問11年分+問題集の筑波の問題を解きましたが、筑波の問題としては初めて見る形式でした。問題自体は典型的な問題で他大学の編入試験でも良く出るので解けるようになっておくと良いと思います。  

情報

大問1は、線形リストの問題でした。例年通りの問題なので解くだけです。大問2は、配列の二分探索の問題でした。計算量について記述する問題が多かったです。時間計算量や空間計算量は導出や説明が出来るように、しっかり抑えておきましょう。

英語

TOEICは、610で提出しました。周りの受験生も平均すると大体600くらいだと思いますが、旧帝大を受ける人とかは700以上で提出しているみたいです。ちなみに、筑波のTOEICの点数換算は730が満点だと言われています。

全体を通して

問題は例年より簡単な印象を受けました。しかし、ケアレスミスが目立ち数学の大問1は、ほとんど点数が取れていないと思います。特に1問目で極座標の公式を間違ってしまっていて、試験終了後答案を集めている時は絶望していました。情報は、説明がうまく書けているか分かりませんが、10割近く取れていると思います。

過去問

過去問は、11年分と大学院入試の専門の問題を解きました。特に専門の問題はなるべく多く解いて問題に慣れているといいと思います。大学院入試の専門の問題は、編入学試験と同じくらいの難易度で、数年前は編入試験と院試で似た問題が出題されたそうなのでおすすめです。

結果

結果は、第一志望の情報科学類ではなく、情報メディア創成学類への転科合格でした。

まとめ

転科という形ですが、一応合格することが出来ました。数学でのミスがあったので、覚悟して合格発表を見た為、情報科学類のページに自分の受験番号がなかった時でも意外と冷静でした。あーなかったなぁ...と。その後、とりあえずメディアの合格発表を見て自分の番号があったときは、目を疑って何度も見直して、更に友人にも確認してもらいまいた。

筑波大学は、他学類の講義が受けられると聞いているので、積極的に講義を取って圧倒的成長を図れたらと思います。
また、特に情報科学類は旧帝大の滑り止めとして受験する人も結構いるみたいです(研究室の先輩もそうでした)。倍率はよく覚えてない無いです。

参考

3編同期のブログを紹介します。

mtryo1021.hatenablog.com (2018年5月7日追記)

mattu-2.hatenablog.com (2018年5月11日追記)